言わずと知れた名機
RICOH GR Ⅲを買った話
購入経緯
言うか私なりの運用方法
まず私はバイク乗りである
バイクに乗りながらこんな写真を撮ることが多い
上記の写真ではiPhoneを使っているが、そこはちゃんとしたカメラで撮りたいところ、
私が所有するカメラで最もコンパクトな機種はLeica M10
しかしながらRF機故にMFである
少し前にTTArtisamの28mm f5.6を購入した
上記と同じような用途での導入であったが、やはりボディバッグ型のカメラバッグでは少々大きい
撮影メインのライドでない限り少し嵩張ってしまうので機動性は低い印象
私がバイクに乗るときのバッグはBottegaのボディバッグをメインで使用している
そこそこ小さいのでLeica M10は収まらない
そこで、
コンデジが欲しいなと思うのは順当な思考回路だろう
・焦点距離的には28mmぐらいがちょうど良かろう
・夜バイクに乗ることが多いし高感度耐性もそこそこ欲しいところ
そこで、
GRⅢを選ぶのも順当だろう
そんなわけで順当にGRⅢを手に入れた筆者
「カメラ買ったし記事にするか〜」
と言うわけで今に至る
外観
ポケットに入るサイズで非常に携帯性が高い
モードダイヤルはロック式になっている
ボタン類は最小限にとどめられている
レンズは「GR LENS 18.3mm f2.8」
24.2MPのAPS-Cセンサーを組み合わせる
サイズはそれぞれ約幅11cm、高さ6cm、厚み3.3cmとコンパクト
使っていて気づいた部分
・起動が早い
スナップシューターとしてかなり重要な要素だと思う
私のスナップメイン機であるLeica M10はスリープ状態からの起動にやや時間がかかる、これはかなり致命的で、シャッターチャンスを逃した苦い経験が数えきれないほどある
GRⅢでは電源を入れてから起動まで0.8秒と素早い撮影準備が可能
・画面の明るさの調整
GRにはEVFが無い、撮影者は常にモニターを見ながらシャッターを切るか、外付けファインダー又はノーファインダーでの撮影を要求される
直射日光下で画面が見づらい場合、ファンクションから画面の明るさを調整できる機能がある
使ってみると割と便利で他社のカメラにはあまり見られないGRの利点に感じた
・2GB 内蔵メモリー
このブログの読者の方々なら誰しもが一回は経験があるだろう、撮影直前にカメラに表示される「カードが入っていません」の表示
割と絶望であるが、GRⅢでは内蔵メモリーがあり、2GB分の容量が当てられている
記録画質RAWであればちょうど40枚分に相当する、最大撮影枚数がちょうどフィルム1本ちょっととなり、撮影者は1枚1枚丁寧にシャッターを切るだろう
・今日のショット数カウント
カメラの電源を切ると終了画面に例えば「today:000012」と表示される
この場合はその日に合計12枚撮影した事を表しており、カウントは日付変更と同時にリセットされる
このカウントは撮影のリズムを作りやすく、スナップ向きの機能と言える
・手ブレ補正が割と強力
カタログ値で4段分の補正効果を持つSR(シェイクリダクション)
下記の写真は1/10sだが脇を絞めてホールドすれば割と手ブレが抑えられた写真が撮れる
また、手ぶれ補正機能の中のセンサーシフト機構を利用してモアレを殺す機能も利用できる
・NDフィルター内蔵
2EV相当のNDフィルターが内蔵されており、メニューからON OFFの設定が可能
カメラを三脚に据えたり地面に置いた際のスローシャッター表現がし易くなる
・スナップAF楽しい
GRⅢのAFモードで「スナップAF」と言うものがある
これは予め定めたフォーカス位置を固定してくれるモードで、ワンタッチで「1m、1.5m、2m、2.5m、5m、∞」を切り替えられる
一眼レフやRF機では当たり前の機能であるが、コンデジでこれが出来るのは流石だなあと感じたい
・RAWでもクロップが反映される
これは購入してからかなり驚いた、
通常、クロップ撮影はRAWファイルには反映されないことが多いが、GRⅢは何故か反映されている、SONYの様な超解像ズームでは無いのでただのトリミングとなるが、GRⅢでも必要十分な解像度だと感じる
焦点距離と画像サイズは下記の通り
28mm:24MP
35mm:15MP
50mm:7MP
ここからはネガティヴポイント
・三脚穴が光軸とずれている
GRⅢでこの問題に関してネガティブな印象を受ける人間は少ないだろうが、一応記載しておく
・電池持ち悪い
これは意外とシビアな問題で、純正バッテリーが合計で2個あるが、2つ合わせてもそれでも500枚は撮れない、USB給電に対応しているのが唯一の救い
・やや小さすぎなボディ
携帯性とホールド性能はトレードオフの関係にあるので致し方ないが、ノーファインダースナップに置いてアイレベルからカメラを外して撮影する際にやや支障をきたす
・レンズリング外れやすい
テレコンやワイコンを装着する際のバヨネットマウントを隠す化粧リングが装着されているが、ロック機構がなく、磁石でテンションをかけている為、容易に外れてしまう
無くすとおそらく見つからないであろうから要注意
作例
モノクロはRAWで撮影し適当に調整
枠付きのカラーは色味をVSCOで弄ってある
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