新しいライティング機材を買ったので記事にしようと思う
買ったのはLANLITEというメーカーの円筒状のLEDライト
NANLITEとは
AputureやGODOXと同じ中国は深圳に拠点を構えるNANLITE、スタジオ業界ではややお馴染みのNANGUANを親ブランドに持つ
InterBEE 2019で国内初出店し注目を集めた、日本ではVANLINKS株式会社が正規代理店となる
付属品
内容物はシンプル
本体の他にストラップや収納袋、電源ケーブル等が付属する
各部詳細
躯体半分の形状は6角形
地面に置いた際き不用意に転がらない他に、左右とも斜め45度で置く事が出来る
発光面はラウンド形状
背面にはモニターと操作ボタン、USB-Cコネクタが並ぶ
本体には磁石が内蔵してあるので鉄素材の面に対して貼り付ける事ができる
本体の左右端にはネジ穴が切ってある
ライトスタンド等への固定の他に、追加バッテリーやストラップを装着できる
使用してみる
今回は定常光なので普段できない撮影をしてみようと思う
ライトに棒を付けて手持ちで動かして撮影する
撮影された写真はこんな感じ
シャッタースピードは8秒
露光中にバイクの上をなぞる様に動かす
外側に良さそうなハイライトが入ったが、エンジン周辺部分がややアンダー気味
なので、光源の位置を調整してエンジンやフレームにハイライトが入るように追加撮影
その他にもストロボなしのカラ素材と地面用の素材も撮影しておく
最後に合成して完成
ストロボ撮影であれば非常に苦労していた複雑な形状のタンクに綺麗な光が入った
また、エンジンサイドを通るエキパイにも綺麗な光源が映り込んでいる
比較までにこちらはストロボでのライティング
光源が点なので、チューブライトに比べて幾分か固くなる印象
詳しい違いは次の章で説明する
点光源と面光源
ここでは面光源と点光源について少し解説する
まずこちらの写真は点光源1灯で撮影したポートレート
目に入っているキャッチライトが小さく、顔のシャドウ側や髪の毛のコントラストが高く、硬い印象を受ける
額の反射はキツい
また、背景も光が廻りにくいので少し暗い
こちらが面光源での撮影、ライトはTK BOX 100サイズ
目のキャッチが大きくなり、シャドウ側も少し明るくなっている
額の反射も緩やかになっている
背景も光が廻り易いので少し明るい
全体的に柔らかい印象
(厳密なレタッチは行なっていないが、照射角が増えたので壁の色を拾って背景の色味にもやや影響している)
バイクにおいて面光源は異例な光が入り易いが、撮影がやや困難な点がある
こちらは面光源を使用したスタジオカット
タンクに映り込む光の制御し易い
灯体にグリッドを装着して角度鋭角に調整すればこの様な写真も撮影できる
上記の様なライティングは面光源ならではの作例
使い勝手
この様に手持ちで撮影しても良いが、
この様に高い位置から光を射すことができる
延長ロッドとミニ三脚を組み合わせると自立して使用できる
また、別売りもグリッドを装着すれば光に指向性を持たせることが出来る
また、液晶パネルを備えているので状況を一瞬で把握でき、直感的な操作も可能
バッテリーはアイコン表示の他に、現状の光量だとあと何分点灯できるかの表示が出来る
コレは便利
合成をせずともの1枚どりでかなり綺麗な光源を得ることができる
RGBモード
まずはさっきと同じ方法で、バイクの前部分を青、後ろ半分を赤で撮影
後に合成すると、こんな感じになる
(エンジン部分は白色光で撮った)
なんだろ、イメージ的には海外のYoutubeゲーム配信者にありがちなライティング(?)
こちらは全体を色別で撮影、マスクを切らないで比較明合成を行った例
色味はそれぞれ反対色を使用して撮影しているので、2つの光が被っている部分は理論上完全な白になる
わざとライトの輝線を残しても面白い
機動性
定常光での撮影は長時間露光で撮影し、のちに合成するパターンが多い
特性上、三脚は必須であるが、面光源が得られるメリットの他に機材が少なくなるメリットが挙げられる
↑これだけあれば十分に撮影が可能
カメラ:Leica M10
レンズ:Summilux 50 ASPH
三脚: AOKA
全てバイク用のウェストバッグに収納ができる
作例
作例は少なすぎるので追従追加していく
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