Carl Zeiss C Biogon T* 35mm f2.8 ZM
トップ画像の右側のが本レビューのレンズ
左はC Biogon三姉妹(勝手に命名)次女の28/2.8
私は持っていないが末っ子は21/4.5
このレンズは2018年3月に購入し、半年以上海外で使って来た
ボディーはLeica M10
こんなレビュー記事読んでいる人は本レンズの存在は既にご存知かと思うが、Mマウントを手に入れて35mmレンズ選びに迷ってる人のために特徴を書いてく
(なお、ここでの作例はJpeg撮って出し)
まずこのレンズはBiogon35/2.8(とても古いやつ)のリニューアル版と思って貰えればいい
元となったレンズは1936年に登場したコンタックス用の35/2.8だが、このレンズはZeiss Ikon用に復活させた物だ
Zeissは過去の銘玉達をMマウント互換(Ikon用)でリニューアルし「C」付きモデルとして2006年に発売しており、最初のモデルはC Sonnar 50/1.5 そこから順に様々なレンズが登場した
このレンズは2008年の発売だ
ちなみにレンズ構成は本家とはあまり似ていない
特筆すべき点はなんと言ってもその大きさ
めちゃくちゃ小さい、3cmほど
F値を抑えた恩恵かも知れないが、これは大口径化が進む今のレンズラインナップからすると貴重な物
とりあえず付けておく常用の一本
そして歪みの無さ
C Biogonは歪みの無さで高い評価を受けている
下の画像はJpeg撮って出し
解放では中央はシャープだが周囲は若干甘いし減光もする
F4辺りで解消される
↓絞り解放、周辺減光にも注目
↑中央部拡大 Jpeg撮って出し
ヌケの良い(高コントラスト)レンズで硬い印象になりがちだが、解像感は期待できる
↑捕捉↑
解像「感」は期待出来る
厳密には細部まで解像しているわけでは無い
そもそもコントラストの高いレンズはシャープに見えがち
MFT曲線には現れない部分、「解像感が期待できる」ってのはそうゆう意味
ここからは適当にレタッチした作例
解放モノクロはいい感じになる
明暗差の激しい被写体が得意なレンズだと思う
半逆光で狙うのが好き
明るくてコンパクトなのが欲しいと言う人はコシナをおすすめする
このレンズはフォーカスリング、全体の質感共にコシナの35/1.4あたりを上回る
もともと無理のないf値のお陰で解放から中央のシャープネスは高く、ハイコントラストなレンズで機動性も非常に高い
フードは付けたくないレンズの一つだ
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