Summaron 35mm f3.5 (L)を借りた話

通称サンハンズマロン
友人のTAOさんから借りている
当分返す気もないが、そろそろ返せと煽られている


1946年発売のこのレンズは8万本余り生産され、今日では中古価格もこなれた存在

前期型と後期型が存在し、
後者はMマウント版ズマロンをLマウントでリニューアルしたものでフィルター径やフードが異なる、製造数は18000本と珍しい存在

f3.5には距離メモリがメートル表記かフィート表記の両方のバリエーションが存在する

f2.8のモデルも存在するがレンズ構成は一緒でランタンガラスを使用しているので明るくなっている、外形は8枚玉のズミクロンと同じ
第一印象は
よく写るレンズ


f3.5と無理のない設計で緻密な描写
やや軟調気味で階調豊かな表現が可能
開放の周辺は落ち込むがf5.6以降から回復する



M10で撮影した写真を現像しているとその階調の広さに驚く
現代レンズと互角に渡り合える広さ

そして薄い
安いのにここまで写るし薄いし
入門用にズマロンがオススメとして語り継がれる理由が分かったし、これからも入門用35mmのスタンダードとなり続けるだろう

さんはんズマロン欲しくなったのでマップカメラ覗きにいってくる

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