B+COM SB-6X買った話

あけましておめでとうございます。


さて筆者はバイク乗りである

突然だが、
バイク乗りに必須なアイテムとは何であるか考えよう

まずはプロテクター類は必須だろう
法律で決まっているヘルメットからグローブ、肘膝のプロテクター
この辺りは事故発生時の生存率と深く関わる

そしてバッグ類、
バイクは積載に乏しい乗り物である
必然的にライダーはバッグを身につけるかバイクに積載を設ける
その中に積載工具や防寒具、飲料水などツーリングで必須となるアイテムを入れる


あとスマホホルダー
これはバイクのハンドル付近にスマホを固定するためのもの
知らない道を走るときにナビとして使用したり、眺めの良い場所で突発的に写真が撮りたくなった時などに重宝する

そしてもう一つ重要なアイテム、
「インカム」
について今日は語っていこうと思う


そして、先に結論から書こう

筆者はサインハウス社のB+COM SB-6Xを購入した

これを買えば間違いない
どのジャンルでも言えるが、一番高いやつを買っておけば間違い無いのである


先に結論を言ったので、何故コレを選んだかを書こうと思うが、その前にインカムの基礎知識編をやろう

インカムの仕組み
そもそもインカムってなんぞ?って話だが、

一般的にインカムとは
相互通信を意味する「インターコミュニケーション」ができる装置を指す

相互通信なので広義的に捉えればトランシーバーなどの無線装置や携帯と同じ電波を使うIP無線などもインカムと言えるだろう

そしてバイク用インカムの通信方式は「Bluetooth」が大半である



(突然現れ察しのいい質問をする女子)
「Bluetoothってスマホをスピーカーやヘッドホンと繋げるやつ?」

(突然現れた何でも知ってそうな白髭の博士)
「そう、それじゃよ。」

(突然現れ察しのいい質問をする女子)
「でもそれってバイクに乗ってお互いに離れちゃうと切れちゃうんじゃ無い?」

(突然現れた何でも知ってそうな白髭の博士)
「Bluetoothはクラスが1から3まであり、クラス1は100mまで通信が行える電波強度があるんじゃ」

(突然現れ察しのいい質問をする女子)
「でもインカムの説明には1kmまで通話できるって書いてあるよ?」

(突然現れた何でも知ってそうな白髭の博士)
「Bluetoothのクラス分けは制限ではなく、あくまでも目安の過ぎないんだ、だから見通しの良い場所では数百m通信ができるインカムもあるんじゃよ」

(突然現れ察しのいい質問をする女子)
「そうかぁ!じゃあバイクに乗っていても安心だねっ♪」


茶番終了

さて、
Bluetoothの通信にももいくつか種類(ルール)が存在し、その種類(ルール)の事をプロファイルと呼ぶ

主要なプロファイルだと
ワイヤレスヘッドホンでステレオ再生に対応した「A2DP」
キーボードやマウスで使われる「HID」

そして、
インカム同士の通信で使われる「ICP」
インカムとスマホを接続する「HSP」

・HSPはインカムとスマホを接続プロファイルで、音楽(モノラル)やナビの音声はHSP通信で転送される
HFPという上位互換のプロファイルも存在する、これはHSPの機能に加えてリダイヤル機能やキャッチホン機能に対応したもの

・ICPは、インカムとスマホを接続するHFPと違い、インカム同士の通信を行う規格でインターコムプロファイルの略

ざっくり纏めると
・インカムxインカム 
「ICP」

・インカムxスマホ
「HSP」or「HFP」or「A2DP」


正確にいうともう少し複雑でスマホ接続時の優先順位やらチャンネルやらを話さないとなんだけど覚えていても大して役に立たないので割愛


先程書いた「インカムxスマホ」の通信に使うICP接続
これは基本的に同じ種類のインカムにしか対応しない

しかし、現在は殆どのインカムが1対1ならメーカー問わず接続が出来る様になっている

これはどういう事か


インカム同士はICPだが、インカムとスマホはHSPを使用するという所がポイントで、
他社のインカムであってもHSP接続してしまえば繋がる仕組みだ

分かりやすく言えば
一方のインカムをスマホに偽装し通信している


HSPを使って他社インカムと通信する
これをユニバーサルインターコムと呼ぶ

勿論弊害もあって、
本来は遠距離の通信に適さないプロファイルなのでICPに比べて通信距離が短いという欠点が挙げられる
そして、相手のインカムとHSP接続してしまうので自分のスマホと繋がらなくなる、というデメリットもある

そして登場するのが異端児・B+COM

B+COMはユニバーサル接続をしながら自分のスマホとも接続が出来るしく仕組みになっている
SB-6Xはインカムで会話しながらナビの音声を聞くことができる



さてB+COM SB-6Xの特徴は他にもある

「聴きトーク」と呼ばれる機能で
仮にこの状態で接続したとしよう
この状態で6RidersがSB-6Xに繋がったスマホの音楽やナビの音声を聞くことができる

なので、ツーリング先で他のライダーに自分好みの曲を永遠に流し続けるというある種のテロも行えるのだ


さらにSB-6X同士は最大6台まで接続が可能
2台のSB-6Xがいれば2台の他社メーカーのインカムが繋がる

(SB-6X同士のICP接続はB+LINKと呼ぶ)

ってことは理論的に下記図の状態が可能になる訳だ
B+COMが6台
他社インカムが6台
総勢12個のインカムが繋がった状態

SENAは同じ製品同士なら無限に台数を増やして接続が可能らしいが、
多分これ以上繋げると誰が何を喋っているのか全く分からなくなると思うのでスペック的にはこれで十分

最後に、
どこかのブログでは出来ないって書いてあったSB-6X1台で他社2台繋ぐパターン
色々調べてたら、どうやら出来るっぽい

ツーリングでライダーが3人いるとしよう
筆者がSB-6Xで残りの2人が他社インカムを使っている場合、つまりは3人バラバラのメーカーであったとしても3人で同時に通話が可能というかなり自由度が高いインカムで、これが出来るインカムは非常に少ない、先に書いた異端児とはこの事


SB-6Xはヘルメットにマジックテープで貼り付ける


スピーカーとマイクはそれぞれ別のケーブルを本体に繋ぐ



他にも、
電源を切る際に充電残量が少ないと警告を発してから電源が切れる仕組みになっており、充電のし忘れ防止になっている、これめちゃくちゃ便利


ただ、バイクに装着する際にスピーカーとマイクを別々に接続する方法は頂けない
断線リスクも2倍になるし、マイク側の接続端子がやや硬い



恒例のライティングはサイドっぽく190のオクタ1灯


このブログは備忘録的に書いているので間違っている可能性もあります。
筆者は一切の責任を負わないのでご了承下さい。

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