さて、ひょんな事からズミクロン50を手に入れた
が先日とある知人が要修理の傷を入れてしまい、買取って貰う事に、
Leica M10との相性も良い
可もなく不可もない、非常に持ちやすい
Summicronは50mmでf2の構成で小型軽量
1979年の基本設計から現在に至るまで販売が続けられているロングセラーモデルで、
ピントのキレも良く、安定したコントラストと解像度を誇る
内蔵式フード
知ってはいたが、Summicronはフード内蔵式なのでフードを入れ替えて遊ぶことができない
ロック機構は無いのでちょっとぶつけるとすぐに動いてしまう
(そもそもこのフードが効果あるのかは別の話)
「39mm」という刻印も悪目立ちしている
やはりスタイル的に外付けフードが似合わないと思うし、性能的には内蔵フードとほぼ一緒なので特に意味はなさそう
↑全長がだいぶ長くなってしまうし先が細くなっているレンズには似合わないのかも
作例
ステップアップリングを使ってフィルターを装着すると本当に不格好なのでまだフードで隠せているだけありがたい
レッドスケール化
恒例のライティング解説
まとめ
確かにSummiluxを使っていたときは絞り開放を選択することが非常に多かった
しかし、Summicronを使っているとf4〜f5.6あたりを使うことが多くなった
今思えばSummiluxにf1.4で撮らされていた被写体は多かった
「自分が撮りたいから撮るのではなく、Summiluxが得意な被写体だから撮る」
みたいな
そして、背景がボケて「写真らしい写真」になっている写真を量産した
それらは、自分が目を向けたものと撮れた写真のギャップを感じることがある
なぜかカメラを初めて間もない頃を思い出した
初めて買った単焦点レンズはSIGMAの30mm f1.4
通称・ダカフェレンズ
ダカフェ日記というネット上で有名なサイトがあり、何気ない日常のスナップを文章とともに綴った日記である
その著者の使用しているレンズがSIGMAの35mm f1.4だった
キットレンズしか持っていなかった私は被写界深度の浅さ、明るさに魅了され、
f1.4でしか撮影しなくなる
限りなく日の丸構図で背景はハイライトに溶け気味でボケボケ
そんな写真を量産する中学生時代だった
Summiluxを買った時も「絞るのは勿体ない」と無意識に思い込んでいたのだろう
お陰で撮影する写真はほとんど開放
スタジオでストロボを使用する時ぐらいでしか絞らなかった始末
ISO感度は低い方が良い考え方は変わりないが、
Summicronを使い出してから、ISO感度を多少犠牲にしても被写体に応じた適切な絞りを選択するようになった
私なりにスナップ撮影の手法が変化しつつあるのかもしれない
これからSummicronは末永く付き合っていくレンズだと思う
大切に使っていきたい
(直ぐ売ったらごめん)
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