Leica M10 レザー張替え

Leica M10のカスタムがしたい
オリジナルのカメラが欲しい


Leicaにはアラカルトモデルが存在する
しかしながらM10はラインナップに存在しない
なら自分で作るしか無い

ネットを漁っているとデジカメWatchの記事を発見した
デジカメWatchで紹介されたM8

記事ではリザードレザー(爬虫類レザー)へ張替えやエイジング加工、ロゴなどに墨入れを行なっている

この記事を参考にして自分のM10をカスタムしていこうと思う

記事によるとアルテ・ディ・マーノという工房が張替えレザーの製作を行なっているという、日本での代理店はデジタルホビー
しかし、デジタルホビーに問い合わせたところ、現在は取り扱っていないという

なのでアルテ・ディ・マーノの店舗を訪れた

場所は韓国のソウル

アポ無しの訪問にもかかわらず、工房内の案内をしてもらった

そしてM10用のレザー製作を依頼する
↑大量のサンプルから選ぶことが出来る
サンプルに無い革も在庫が有れば作ってくれるそう
↑デジカメWatchと似たリザードレザーを発注した
切り出す場所によって模様が変わるという
レザーの金額は247ドル
製作には2週間を要するので完成した日本へ発送してくれるとのこと

それと、M10にはフレームセレクターが搭載されている
これを外すために特殊な工具が必要
この工房で販売しているというので同時購入した(日本のAmazonでも普通に買える)
↑セレクターを外す工具
ロゴ入りの真鍮製でやや割高
25ドルだった


現在はアルテ・ディ・マーノのHPから注文ができる

韓国を後にし、日本へ帰国
次はロゴを黒にする

M型のロゴは実はテープで貼ってあるだけなのだ
ロゴの奥にはファインダーの調整用のネジが隠れている
現在はロゴを丸くカットしたパーマセルで隠している
十分違和感はないのだが、出来れば交換したい

B&HでLeica M10用のブラックロゴを探す
M9とM10ではロゴのサイズが異なるので要注意

アメリカ カリフォルニアの中古カメラ屋に在庫があったので購入
22ドルだった

交換方法は簡単
剥がしてはるだけだ

前のロゴは使わないのなら針を使って強引に回転させれば外せる
この方法だと傷が付くが

天然ゴムクリーナーなどで徐々に回転を加えると綺麗に外せる


そして交換後はこんな感じ
締まった印象になった

ブラックペイント用のロゴなので少し表面処理が異なるが、そこまで気にならない
余ったレッドロゴはP20 Proに貼っておいた
→現在はちゃば氏のM10-Dに貼ってある




そんなこんなで韓国から依頼していたリザードレザーが到着した

ここからレザーの張り替え作業に移る


筆者はカメラの皮の張替えは未経験であるが、フィーリングでどうにかなるだろう精神

100万のカメラだけにフィーリングでどうにかしちゃいけない気もするが


まずはマウントのネジを外してからフレームセレクターを専用工具で外す
そして、革を剥がしていく
そしたら残った糊を天然ゴムクリーナーで除去する
こうして下準備は完了


かなり簡略化して書いたが、実際結構簡単だった
革を剥がした姿もカッコいい
ホールディングしづらいが、このまま使ってもいいレベルだ


あとは革を貼っていくだけだ

ヘラなどを使って気泡を逃がしながら貼り付ける

そして完成


↑ライトの色温度的に茶色っぽく写っているが、見た目はグレーに近い
うーむ、カッコいい


かなりオリジナリティが出たと思う
純正のアラカルトではリザードレザーは選べないのでかなりレアなM型に仕上がったと思う

5万円弱で交換できたので満足度はかなり高い






ここまでかなり簡略的に書いてしまったが、もし質問等あればできる範囲でお答えする
Twitterか何かで話っけてくれればすぐに反応する

なぜならM10のレザー交換は情報が少なすぎて私が苦労したからだ
もし、私と同じ様な境遇の方がいらっしゃれば、全力でアシストしたい


この後ボディを研磨して完成したのがこれ
ボディ研磨の記事→「ボディ エイジングした話

0コメント

  • 1000 / 1000