Thypochってなん読むんですかね?
SIMERAは「シメラ」だと思います
今日は友人のSo君より、ThypochのSIMERA 35mm f1.4を借りられたのでレビューを書いていこうと思う
スペック
構成:5群9枚
絞り羽枚数:14枚
最大絞り:F16
最短撮影距離:45cm
フィルター:49mm
重量:282g(フィルタ、キャップを除く)
Thypoch?
Thypochとは
「thy」と「epoch」に分けて読むと、「あなたの」「固定点」という意味
多分ギリシャ語
Mマウント専門の中国メーカーである
外見
まず目を引くのがレンズ鏡筒にある被写界深度インジゲーター
Alpaレンズみたい
絞ると鏡筒の白い穴に赤い印が付いていく
ピントリングは0.7mでクリック感を感じる仕様になっている
M型レンジファインダーで使用している時にEVFへの切り替えタイミングが分かりやすくて良い
無限遠ロックも付いている
絞りのクリック感をキャンセルするデクリックスイッチも付いている
フードは鏡筒と同じ素材の角形フード
絞り羽は14枚
後玉は凹レンズ
レンズ取り付け指標も四角が3つ並んだマークになっている
レンズ外装のクオリティはVoigtländerやZEISSのMマウントレンズ等と遜色無い印象
値段を考えれば当然だが、TTArtisanよりも遥かに優秀
描写
Mマウント用のフローティングエレメントを備えた他の35mm 1.4レンズは、
ツァイスZM 35mm 1.4とライカ35mm 1.4 FLEのみだと思う
レンズ構成を見ても分かる通りLeicaのSummilux35と似ている
下記写真はf1.4でFUJIFILM X-T5
実は時間なくてLeica M10でのテストができなかった
なのでAPS-Cで撮影したデータである事をご承知頂きたい
中央付近拡大
f1.4から大変シャープ
右上拡大
僅かに球面収差が見て取れる
f1.4のmでも中心から周辺までシャープでクリアな印象
色収差や球面収差も良く抑えられている
もう一枚同様のテスト
中央付近の解像度
逆光に弱い印象は受けなかった
相当意地悪な環境で撮影するかこんな感じ
湾曲収差も補正が簡単なレベル
ギャラリー
カメラはX-T5
フィルムシュミレーションはクラシックネガ
ここからの作例はX-T5のレシピも併記しておく
フィルム クラシックネガ
WB 4600k R:2 B:2
グレイン WEAK SMALL
カラークローム 強
DRレンジ 200%
トーン H:-1.5 S:+0.5
カラー -1
まとめ
日本での販売価格は12.7万円
中華製のレンズと言うことを考えると、かなり高額な部類である
ここに日本の代理店のURLを貼るので気になる人はチェックしてみて欲しい
実際に使用してみると、その価格にも納得できるクオリティと描写力であった
この記事では、APS-Cサイズのセンサーでしかレビューを行っていないが、解像度40MP以上のLeica M11やフルサイズミラーレス機でも、十分な実力を持っているだろう
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