NOKTON 35mm f1.2 ASPH Ⅱを買った話

ひょんな事からレンズが一本増えました


Voigtlander NOKTON 35mm f1.2 Aspherical VM Ⅱ


何も考えずに書き始めると長くなってしまうので今回は要点だけを先に書いていく

・まず目を引くのはレンズの明るさ
f1.2という純正には無いスペック

・明るさと引き換えに巨大な鏡筒
全長62mmあり、重さは470g

・非常に浅い深度とシャープな画質

・そして最短撮影距離50cm
勿論だが70cm以下では距離計は連動しない
デジタルM型を使ってる方はLvで撮ればどうにでもなる

12枚の絞り羽根と滑らかで優秀なボケ



外観
金属素材の鏡筒
ズミクロンのブラックペイントを彷彿とさせるデザイン

フィルター枠はシルバーでfeet表記は赤

ピント位置によって前玉が前後する
アスフィリカルの文字が赤く刻印させている

表現力
ボケは柔らかく非常に滑らか
繊細でシャープなピント面


12枚の絞り羽根による完全な円形絞り
線は細く描写される印象
高コントラストで抜けが良い

f8辺りで解像度のピークを迎える
↑上の写真をクロップ
開放でのフリンジ、若干の樽型湾曲収差、周辺減光は補正が可能ので大きな問題ではない


最短撮影距離
このレンズはMマウントながら最短撮影距離が50cmと他のレンズに比べて短い
勿論、70cm以下では距離計は連動しない
デジタルM型であればライブビューでピントが合わせられる
テーブルフォトなどで大活躍

機動性
全長62mm、重量470gとMマウントレンズにしては大きい部類のレンズ
Summilux 35/1.4現行型が全長46mm重量320gなのを考えると機動性が優れているとは言えないが、スペックと画質を考えれば納得のいく大きさ
M10に装着するとフロントヘビーとなる


作例
以下は全て開放時の作例
雨の日の渋谷でスナップ撮影を行った
f1.2でM10などのM型デジタル機運用なら夜でも撮影が可能となる
濡れた金属やアスファルトの質感を良く捉えている
フリンジが若干気になるが開放とは思えないほどのシャープネスとコントラストを吐き出す
総評
このレンズはポストSummilux35ASPHだと考えていたが性質は若干異なるもの
開放から使いやすい画質で比較的フレンドリーだ
f1.2という明るさと最短撮影距離も50cmと本家にはないオリジナリティを持ったレンズ

買いか否か→買い

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