TTArtisan 35mm f1.4買った話

また新しいレンズが増えた

中国の企業であるの姉妹ブランド「7Artisan」

そこから焦点距離35mmでf1.4の明るさを持つレンズが登場した

日本では正式販売が開始されていなかったので個人輸入した
箱はシンプル
謎に箱が汚れているが国内正式販売が始まったら改善されるだろう

中には
レンズ本体
ピント調整用のドライバー
TTArtisanの名刺
の3点のみ

7Artisansの50/1.1を購入した時はピントの調整用チャートが同梱されていたが今回は付属せず

Leica M10-Dに装着してみる
サイズ感、悪くない
ズミルックスクラスと考えると妥当な大きさ

角形フードが装着されているが、取り外し不可
ここは頂けない
何故そんな設計にしたのかは謎すぎる


前玉は珍しく凹型
非球面レンズを含む7群8枚構成で設計はディスタゴンでもプラナーでもなく独自のもの
絞り羽は9枚(多分)

フードにはファインダー用の肉抜き加工がなされている
前玉外周には
「DJ-OPTICAL 35/1.4 TTArtisan S/N)
の刻印
最大絞りはf16
フードにはセンターマークの赤い矢印が刻印されている(目立つので消したい)
マウント部分にある真鍮製リングを回転させることによってピントの調整が可能になる
個体差があるとは思うが、私の買ったレンズは無限遠が若干ずれていた
しかしながら、無限遠もこの調整でしっかり出る様になった
開放から中央は非常にシャープ
線は若干太めに描写される印象
色は若干暖色に寄る
フレア、ゴーストには強めな印象

作りは想像よりもしっかりしていた
ピントリングも十分滑らかで絞りダイヤルのクリック感も申し分ない
マウント部のガタつきも全くない
作例
以下作例は殆どが絞り開放
↑意地悪なフレーミングしてもコントラストはやや高い
↑f5.6以上絞ればパキパキな写り
 ↑完全に逆光下でのフリンジとフレア
   ↓中央部拡大&モノクロ化 
 バキバキに解像している
↑TAOさんのLeica M-P
ボケも素直で好印象
↑夜スナップではf1.4の明るさが猛威を振るう
↑停電した街中で撮影
f2で長秒露光
↑f1.4ならiso1600で手持ち撮影が可能になる
↑夕暮れや早朝のややしっとりとした質感の表現は得意そう
総評
めちゃくちゃシャープ
バキバキ

純正のズミルックスと比較するのはお門違いかも知れないが健闘していると思う
サイズは純正とほぼ同等、鏡胴の作りも悪くない
おまけに無限遠のアジャスター機能も付いていて純正よりはユーザーに優しい
開放時の周辺画質は流石に勝負にならない
しかしながら何よりも安い
日本円で5万円ほどで購入できる
Leicaユーザーにとってはタダみたいな値段
画質はズミルックスやVoigtländerのNOKTON 35/1.2やZeissのディスタゴン35/1.4に劣るかも知れないが値段やサイズの面では圧倒的にTTArtisanが上回る


Leicaユーザーにとっては実質無料レンズ
ガシガシ使える実用的な一本

0コメント

  • 1000 / 1000