Voigtländer Super Wide Heliar 15/4.5 試した話

一般的にM型の広角とは24〜28mm近辺を指す
スマホやRICOHのGRⅢで採用される焦点距離でスナップなどに使いやすい(極めると途端に難しくなる)画角である

18〜21mmは超広角
21mm以下となると急に選択肢は減り、
15mm以下で純正レンズはホロゴン 15mm f8の一択(たぶん)
フォクトレンダーで10/5.6、12/4.5、ツァイスで15/4.5、後は中華製で9mmというレンズが存在する
このようにM型で15mmクラスの選択肢は意外と少ない

さて、今日はVoigtländerのスーパーワイドヘリアー 15mm f4.5のお話

本レンズの対角画角は110度
人間の両眼の視界よりやや狭い範囲がこのレンズで写る
前述のとおり、15mmは国産一眼レフメーカーの広角レンズとしては珍しくないが、ライカMマウントレンズとしては異例の画角

レンズの銘は「Super Wide-Heliar 15mm f4.5 Aspherical Ⅲ」
末尾にあるように本レンズは3型になる
1型の発売1999年で2型は2009年の発売、3型は2015年の発売
1型はライカLマウントかニコン Fマウントの2種類で距離計連動は非対応
2型でライカMマウントへ変更、距離計も連動となった
3型になってデジタルカメラでの撮影に対応した

前玉はそこそこ突き出した形状だが、58mmのフィルターが装着できる
フードは固定式で切り欠きがエグい花形フード
全長は5.5cmとこのクラスのレンズとしては小型
重量も247gと軽量で扱いやすい
Leica M10に装着したがバランスの良い見た目とハンドリング
↓マウント部分にはコシナの銘が入っている
絞り羽は10枚で最短撮影距離は50cm(70cm以下は距離計非連動)


下の写真はiPhone Xsで撮影した
画角は35mm換算で26mm相当
そしてこちらが15mmの写真
手前のバス全て映り、左右のビルも画角に入る


作例
Leica M10に装着して二子玉川でスナップを撮影した
M型で15mmという画角を扱ったことがない筆者
油断すると自分の足が映り込む

歪みが非常に少ない印象で周辺減光もそこまで激しくない
↓上記写真の中央付近拡大
フリンジはそれなりに発生してる


新品でも10万円を余裕で下回るレンズ
特別給付金が出たらいかがです?

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